瓦と雨端柱を譲ってくれると言う連絡があり、下見に行って来ました。
瓦は50年ほど前に作られたS瓦です。S瓦とは島瓦の平瓦と丸瓦を一枚の形にしたもの。
雨端柱は80年ほど前のもの。チャーギ(イヌマキ)の木が使われています。チャーギは材質が非常に固くシロアリや雨にも強く、手入れを怠らなければ長い間使用可能な木です。雨に濡れる雨端柱には最適な木です。
雨端とは沖縄の強い日差しを部屋の奥まで入れないように、屋根を伸ばした軒下を低くしたもの。
先人たちはチャーギがシロアリや濡れに強い事を知っていたのですね。昔、沖縄の至るところに生えていたチャーギですが、取れなくなった今では高価な高級材となっています。